社会富山大の核融合研究、大量の情報流出か・・・サイバー攻撃で


核融合炉の燃料になるトリチウムの研究で知られる富山大学の「水素同位体科学研究センター」が 標的型サイバー攻撃を受け、今年6月に発覚するまでの約半年間に研究者の端末から情報が 流出した恐れがあることが同大などの調査で分かった。 サイバーセキュリティーの専門家は「日本の安全保障にとっても重要な情報が狙われている。 情報資産を蓄積する大学のセキュリティーレベル向上が急務だ」と指摘する。 特定の人物や機関を狙って情報窃取を狙う標的型攻撃の被害が判明したのは、トリチウム 理工学が専門の研究者のパソコン。昨年11月にウイルス感染し、12月末までに遠隔操作で 1000以上の圧縮ファイルが作成された。情報を外部に送信しやすいように攻撃者が作ったと みられ、この頃、大量通信が発生していた。 ソース/読売新聞社 http://www.yomiuri.co.jp/science/20161009-OYT1T50091.html?from=ytop_main3