国際バングラ国境、ミャンマーの警官9人殺害…イスラム教徒ロヒンギャの武装集団?


ヤンゴンAFP=時事】ミャンマー警察は9日夜、首都ネピドーで記者会見し、バングラデシュ国境沿いの警察施設3カ所がこの日未明、武装集団に襲われ、警官9人が殺害されたと発表した。警察幹部は「現場からの報告では、集団は自ら(イスラム少数民族ロヒンギャだと名乗っていた」と述べた。集団の8人を殺害し、2人を拘束したという。  現場は、多数派の仏教徒ラカインと少数派のイスラム教徒ロヒンギャが暮らす西部ラカイン州。2012年にイスラム教徒を襲う大規模な焼き打ちが起きて以来、ロヒンギャの多くは今も襲撃におびえながら避難民キャンプで生活している。  警察によると、9日の襲撃犯の武装は主に刃物と、ゴムひもで鉄球を撃つ「パチンコ」だった。ただ、警察施設から銃50丁と弾薬1万発以上が盗まれたと警察は強調した。(2016/10/10-04:16) http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101000016&g=int