生態学アユの個体数・生物量を1リットルの河川水から調べる環境DNAによる河川性魚類の調査法を確立


アユの個体数・生物量を1リットルの河川水から調べる環境DNAによる河川性魚類の調査法を確立|国立大学法人山口大学 http://www.yamaguchi-u.ac.jp/weeklynews/2016/_5500.html http://www.yamaguchi-u.ac.jp/library/user_data/upload/Image/news/2016/16100501.pdf  兵庫県立大学大学院シミュレーション学研究科 土居秀幸(どいひでゆき)准教授と山口大学大学院創成科学研究科 乾隆帝(いぬいりゅうてい)特命助教、赤松良久(あかまつよしひさ)准教授らの研究グループは、水を汲むことで環境DNAからアユの個体数及び生物量を把握できることを野外河川において検証し、平成28年10月4日付けで、英科学誌(Freshwater Biology)電子版に発表しました。 【発表内容】  ・水を汲んでその中のDNAを分析するだけで、河川に生息するアユの個体数・生物量を定量できることを明らかにした。  ・潜水調査と比較して、環境DNA調査はほぼ同等の定量結果が得られた。  ・水を汲むだけで簡便に魚類の生物量や個体数が把握できることから、潜水調査や捕獲調査が困難な水域にも適用可能であ   り、漁業資源管理や生態系管理への応用が期待できる。