イギリスヒトラーをたたえた伝記は本人が自作か、英歴史家が指摘[10/09]


ヒトラーをたたえた伝記は本人が自作か、英歴史家が指摘 【10月9日 AFP】ナチス・ドイツ(Nazi)総統に上り詰める以前のアドルフ・ヒトラーAdolf Hitler)を「ドイツの救世主」と紹介しイエス・キリスト(Jesus Christ)になぞらえたヒトラーの伝記が自作だった可能性があると、英スコットランド(Scotland)の歴史家が主張している。 問題の伝記は1923年に出版されたヒトラー初の伝記「Adolf Hitler: Sein Leben und seine Reden(アドルフ・ヒトラー:その生と演説)」。 著者はビクトル・フォン・ケルバー(Victor von Koerber)とされているが、英スコットランドアバディーン大学(University of Aberdeen)のトーマス・ウェーバー(Thomas Weber)教授(歴史・国際問題)は南アフリカ公文書館で、伝記の著者が「ほぼ確実に」ヒトラー本人であることを示す文書を発見した。 発見はヒトラーの「厚顔ながらも自己宣伝の巧妙さ」を物語るものだという。 米ハーバード大(Harvard University)の客員教授も務めるウェーバー氏は、ヒトラーナチスに傾倒していく経緯を調べた現在執筆中の自著のため 南アフリカのウィトウォーターズランド大学(University of the Witwatersrand)を訪れ、フォン・ケルバーに関する文献を調べていて証拠となる文書を発見した。 フォン・ケルバーは貴族出身で第1次大戦の英雄として名声を得ていたため、伝記の名目上の作者に選ばれたとウェーバー氏は考える。 (引用ここまで 以下引用元参照) ▽引用元:AFPBBNews 2016年10月09日 14:01 発信地:エディンバラ/英国 http://www.afpbb.com/articles/-/3103750